【20話 裏ストーリー】       「売れた。でも、虚しさが残った──数字と心の温度差」

5万円稼いだシリーズ裏話

1,200円。

noteからの通知が鳴った瞬間、

胸の奥がじわっと熱くなった。

「やっと…私も、誰かに届いたんだ」

そう思った。

嬉しくて、少し泣きそうになった。

でもその気持ちは、長くは続かなかった。

スマホを置いた途端、

心に広がったのはぽっかりとした空白だった。

「これが、私がずっと欲しかったもの?」

数字と心の温度差。

頭ではわかってた。

※自分の文章が売れるなんて、すごいことだって。

※ 1,200円の重みを、ちゃんと感じるべきだって。

でも…なぜか心は冷たいままだった。

そんな時、届いた一言。

「泣きながら読みました」

スマホの画面を見つめていたら、

静かに涙が溢れた。

“この言葉のために、私は書いてきたんだ”

数字じゃない。

たった1人の心に届くことが、私にとっての価値だった。

私は決めた。

これからは、数字のためじゃなく

「たった1人に届くために書く」

その方が、ずっと幸せでいられる気がするから。

思った事

数字は大切。

でも、誰かの心を震わせる言葉は、

それ以上の価値を持っている。

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