🟡 売れた、はずなのに──
noteを始めてから、ずっと目標にしていた「売れる」ということ。
コツコツと書き続けて、やっとの思いで初めての有料記事が売れた日、私はスマホの画面を見て、震えた。
「やった…ついに…!」
でもその数分後、胸の奥からじわじわと湧いてきたのは、
「嬉しい」とはちょっと違う感情だった。
それは、静かに広がる“虚しさ”のようなものだった。

🟡 数字が心を満たしてくれると思ってた
売れること=自信になる。
そう思っていたし、事実、最初は嬉しかった。
けれど、ページを購入してくれた読者の反応は少なかった。
「良かったよ」という言葉も、「共感した」という声も、ほとんど届かない。
・読まれたかどうかもわからない
・どこが響いたのかも見えない
・数字だけがポツンとそこにあって
その時、私は気づいた。
「私が本当に求めていたのは、売上じゃなく、つながりだったんだ」と。
🟡 大切なのは、心のキャッチボール
SNSでもnoteでも、数字はついて回る。
スキ、フォロワー数、販売件数。
でも、それはあくまで結果。
本当に欲しかったのは、誰かの「読んだよ」の一言だった。
「自分の言葉が、誰かの中にちゃんと届いていた」
その実感こそが、何よりの報酬だった。

🟡 これからも、私は書き続ける
売れたことに意味がないとは思わない。
でも、あの虚しさを知ったからこそ、
これからは「数字を追いかけすぎない」書き方をしていきたいと思った。
・誰かの心に寄り添えるような言葉を
・たった1人のためでも届ける覚悟で
・書くことそのものに、喜びを見出すこと
それが私の、新しい指針になった。
✨ おわりに
書くことは、自己表現であり、誰かとの対話でもある。
その中で生まれる小さなつながりが、私にとっては生きている実感だった。
数字だけでは、心は満たされない。
でも、たった1人の「ありがとう」で、涙が出るほど満たされる──
それが、私の書く理由になった。
💡 他の「5万円シリーズ」も読む
本編を最初から読みたい方はこちら

コメント