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【街で見かけたシリーズ】20話 フルッタフルッタ(2586)

街で見かけた企業シリーズ 深掘り

「アサイーの次は、ピタヤ? 投資家目線で見るスーパーフードの今」

◆ ピタヤとドラゴンフルーツの違いって?


この前、スーパーマーケットでふと目を奪われたのが、「ピタヤボウル」の文字。
興味本位で調べていくうちに、あのアサイーで話題になったフルッタフルッタが、
また動き出していることに気づいた──。


◆ フルッタフルッタの変わらぬ軸

アサイーで注目を集めた同社が、今度は「ピタヤスムージー」を新たな主力製品に。
2025年3月下旬より、量販店やECサイトで販売が始まっている。
ベースにあるのは、持続可能なアグロフォレストリーの理念。
時代が変わっても、「自然と共生する」軸はぶれていない。


実は「ピタヤ」と「ドラゴンフルーツ」は呼び方の違いが中心。
英語では一般的に「ドラゴンフルーツ」と呼ばれ、日本ではピタヤという名前で広まりつつある。
特にフルッタフルッタが扱う「レッドピタヤ」は果肉が赤く、ポリフェノール・ビタミン・食物繊維が豊富。
見た目が映えるため、SNSや美容系スムージーでも人気が急上昇中。


◆ 世界のピタヤ市場と売上ポテンシャル

2023年時点の世界市場規模は約4.29億ドル(約630億円)。
今後はCAGR+4.96%で成長し、2032年には6.63億ドルに達する見込み。
特に健康志向・サステナブル志向の強い欧米やアジア圏での需要増加が見込まれている。


◆ 同社の業績と構造転換

フルッタフルッタは2025年3月期に黒字転換を果たし、売上高は前年比224%と大幅成長。
主力のアサイーに加え、ピタヤ関連の販売も堅調。
外食チェーンや量販店からの新規採用も進んでおり、「第二の柱」として確立されつつある。


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◆ 日本のスムージー市場との相性は?

2023年の日本国内スムージー市場は約450億円。
今後は2030年までに640億円を超えると予測されており、成長余地が十分にある。
特に果実系・美容系スムージーとの親和性が高く、ピタヤは次に来る果実の一つだ。


◆ 投資家の視点で考える──この動きは兆しか?

✔ 主力製品の刷新(ピタヤスムージー)
✔ 健康志向・サステナブルとの親和性
✔ 業績の黒字化・急回復

今後の成長領域として、フルッタフルッタが再注目される可能性は高い。
個人的には、「街で見つけたスムージーの裏に投資アイデアあり」だと思っている。


ピタヤボウルの赤い色は、なんだか再スタートの色にも見えた。
アサイーで地盤を固めた企業が、次にどこまで伸びるのか。
その兆しを、私たちは街角の冷蔵棚で目にしているのかもしれない。

※本記事は筆者個人の視点に基づく観察記事であり、特定銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。

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