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【新シリーズ裏ストーリー9話】 「カーテン一枚が、私の心を動かした」光の差す方へ、静かに歩き始めた日

ストレスで潰されそうになったシリーズ 裏話

退職して、毎日が自由なはずなのに、

心だけはまったく自由じゃなかった。

昼を過ぎても布団の中。

スマホだけが光っていて、外の世界とはまるで切り離されているようだった。

「今日は何もしなかった」

そんな日が続くと、だんだんと“生きてる実感”すら薄れていった。

外の世界は、こんなに明るかったんだ

そんな私が変わったのは、ほんの偶然だった。

コンビニのコーヒーを片手に、

ふと、何気なくカーテンを開けた。

その瞬間、

目に飛び込んできた朝の光が、思った以上にまぶしくて、

なぜか胸の奥がぎゅっと締めつけられた。

「ずっとこんなに明るかったのに、

 私の世界だけ、ずっと真っ暗だったんだな」

そう気づいた時、自然と涙が出た。

小さな習慣が、心に風を通した

それ以来、私は毎朝カーテンを開けるようになった。

たったそれだけのこと。

でも、私にとっては「外の世界とつながる」という大きな一歩だった。

・朝の光を浴びる

・近所の公園まで少し歩く

・帰りにコンビニでホットコーヒーを1杯買う

たった数百円のコーヒー。

数分の散歩。

だけどそれだけで、心の中にほんの少し風が通るような感覚があった。

「私はちゃんと生きてる」

何もしていない日でも、そう思えるようになってきた。

変わるのは「決意」じゃなくて、「一歩」

この話を本編で書いたあと、

コメントで「私も朝、カーテンを開けるのが最初の一歩だった」と共感してくれた人がいた。

たぶん、同じように毎日を乗り越えている人がたくさんいるんだと思う。

「明日からちゃんとしよう」なんて、大きな決意はいらない。

ただ、今できることをひとつやる

それでいい。

もしも、今の自分が何も変えられないと感じていたら、

まずはカーテンを開けてみてほしい。

それが、私の「小さな再生のスタート」だったから。

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