【街で見かけたシリーズ 27話】

街で見かけた企業シリーズ 深掘り

なぜ山岡家は強いのか?直営モデルの戦略と、ラーメン業界の覇権争い

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山岡家とは?:24時間×ロードサイド×直営モデル

設立は1993年、上場は2006年(東証スタンダード)。全国に約170店舗を展開し、すべて直営。売上高は2025年2月期予想で185億円を超え、営業利益率は10%前後と堅実な経営が特徴。

最大の特徴はフランチャイズ展開を行わず、24時間営業×ロードサイド型で安定した売上を確保していること。

SNS・YouTubeでの自然拡散が止まらない

山岡家は広告に頼らず、SNSでの口コミ・YouTubeのレビュー動画によって自然拡散が起きている。

  • 「卓上のにんにく+酢でさっぱり激うま」
  • 「刻みタマネギ全部入れが神」

こうした自分だけの食べ方がシェアされ、固定ファンを獲得している。

ライバル①:町田商店(ギフトホールディングス)

項目ギフトHD(町田商店)
上場東証プライム(9279)
店舗数(FC含む)約800店舗以上(海外含む)
売上高(2024年)約520億円
ビジネスモデルフランチャイズ拡大型
特徴都心にも強い展開力+海外進出

ライバル②:丸源ラーメン(物語コーポレーション)

項目物語コーポレーション(丸源ラーメン)
上場東証プライム(3097)
店舗数(ラーメン事業)約200店舗(FC含む)
売上高(2024年)約670億円(全業態)
ビジネスモデル外食多業態(焼肉・しゃぶ・ラーメン)展開
特徴家族連れ・郊外中心、安定の王道企業

山岡家はなぜブレない?

✔ 24時間営業 ✔ 完全直営型 ✔ 独特の世界観

他社が拡大・多角化に舵を切る中、山岡家は山岡家らしさを大切にしながら、着実に固定ファンを獲得している。

まとめ(比較表あり)

ブランドモデル店舗数売上規模特徴
山岡家直営型約170約185億円ロードサイド・24H・SNS映え
町田商店(ギフトHD)FC拡大型約800約520億円都市+海外展開が急成長
丸源(物語)多業態+FC約200約670億円ファミリー+飲食全体で成長
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fujisobaの視点

どの企業にも強みがあるけど、「バズる=勝ち」じゃない。

山岡家のように、濃いファンを作る戦略は、いまの時代にこそ合っている。

たまにしか食べない。でも、忘れない。

そんなブランドを、また街で見かけた。

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