なぜ山岡家は強いのか?直営モデルの戦略と、ラーメン業界の覇権争い
目次(クリックでジャンプ)
- 山岡家とは?:24時間×ロードサイド×直営モデル
- SNS・YouTubeでの自然拡散が止まらない
- ライバル①:町田商店(ギフトホールディングス)
- ライバル②:丸源ラーメン(物語コーポレーション)
- 山岡家はなぜブレない?
- まとめ(比較表あり)
- fujisobaの視点
山岡家とは?:24時間×ロードサイド×直営モデル
設立は1993年、上場は2006年(東証スタンダード)。全国に約170店舗を展開し、すべて直営。売上高は2025年2月期予想で185億円を超え、営業利益率は10%前後と堅実な経営が特徴。
最大の特徴はフランチャイズ展開を行わず、24時間営業×ロードサイド型で安定した売上を確保していること。

SNS・YouTubeでの自然拡散が止まらない
山岡家は広告に頼らず、SNSでの口コミ・YouTubeのレビュー動画によって自然拡散が起きている。
- 「卓上のにんにく+酢でさっぱり激うま」
- 「刻みタマネギ全部入れが神」
こうした自分だけの食べ方がシェアされ、固定ファンを獲得している。

ライバル①:町田商店(ギフトホールディングス)
| 項目 | ギフトHD(町田商店) |
|---|---|
| 上場 | 東証プライム(9279) |
| 店舗数(FC含む) | 約800店舗以上(海外含む) |
| 売上高(2024年) | 約520億円 |
| ビジネスモデル | フランチャイズ拡大型 |
| 特徴 | 都心にも強い展開力+海外進出 |
ライバル②:丸源ラーメン(物語コーポレーション)
| 項目 | 物語コーポレーション(丸源ラーメン) |
|---|---|
| 上場 | 東証プライム(3097) |
| 店舗数(ラーメン事業) | 約200店舗(FC含む) |
| 売上高(2024年) | 約670億円(全業態) |
| ビジネスモデル | 外食多業態(焼肉・しゃぶ・ラーメン)展開 |
| 特徴 | 家族連れ・郊外中心、安定の王道企業 |
山岡家はなぜブレない?
✔ 24時間営業 ✔ 完全直営型 ✔ 独特の世界観
他社が拡大・多角化に舵を切る中、山岡家は山岡家らしさを大切にしながら、着実に固定ファンを獲得している。
まとめ(比較表あり)
| ブランド | モデル | 店舗数 | 売上規模 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 山岡家 | 直営型 | 約170 | 約185億円 | ロードサイド・24H・SNS映え |
| 町田商店(ギフトHD) | FC拡大型 | 約800 | 約520億円 | 都市+海外展開が急成長 |
| 丸源(物語) | 多業態+FC | 約200 | 約670億円 | ファミリー+飲食全体で成長 |

fujisobaの視点
どの企業にも強みがあるけど、「バズる=勝ち」じゃない。
山岡家のように、濃いファンを作る戦略は、いまの時代にこそ合っている。
たまにしか食べない。でも、忘れない。
そんなブランドを、また街で見かけた。
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