100株持ってるだけで、なんかその会社の身内感出ちゃう説
街で見かけたなんとなくから株主になった私。今回は、たった100株が日常をどう変えるのか…その体験談です。
目次
100株の魔法
数字で言えばたかが100。けれど株主になった瞬間、会社との距離は一気に「自分ごと」に縮まる。駅の看板、コンビニの陳列、SNSの小さなニュース……同じ景色が少し明るく見える。
ロゴを見つけるだけで「今日も元気そうだな」と心の中でつぶやく。もちろん経営に関わっているわけでもないのに、気持ちはもうチームの一員。この錯覚が、投資の最初の楽しさだ。

IR資料という名のラブレター
次にハマるのがIR資料。最初はカタい数字の羅列に見えるけれど、読み進めるほどに会社の性格・癖・志が浮かび上がる。売上の伸びの裏側にある商品改良、営業現場の踏ん張り、新規事業の小さな失敗と学び。
ページの端にある開発者コメントやFAQに人の温度がにじむ。そこで私は気づく。「あ、私が推しているのは株価じゃなくて、人の努力なんだ」と。
説明会動画でうちの会社が立体化する
社長の声を聞き、スライドが切り替わるタイミングで目が輝く。たった100株なのに、動画を見終える頃には「次の四半期はここが勝負ですね」と、つい社内会議口調になってしまう自分がいる。
もちろん過度な思い入れはリスクでもある。だからこそ私は「熱量」と「距離」のバランスを意識する。好きでいることと、冷静でいること…この両輪が回ると学びは深く、投資は健やかになる。
日常が少しドラマになる
新商品の発売日には店頭を覗き、棚割りや価格を観察する。SNSの口コミを追い、週末には競合店も回ってみる。数字の裏にある現場の空気を吸うと、決算書の行間が読めるようになる。
そしてある日、ふと気づく。投資は「当てる」より「関わる」行為だということに。持ち株が黒字でも赤字でも、私は今日も学んでいる。その学びが、明日の一歩を軽くする。

今日からできる推し株の付き合い方
- IRは目次から:まずは「決算ハイライト」「事業別トピック」だけ拾う。全ページ制覇は後回しでOK。
- 現場1回=PDF10枚分:店頭を1度見るだけで、資料の理解が一気に深まる。
- 感情ログを残す:ワクワク/不安の理由をメモ。次の決算で答え合わせ。
- 距離感ルール:推しでもポートフォリオ比率は上限を決める(例:単銘柄20%まで)
今日のまとめ
- 100株でも、気持ちは社員になってしまう。それが投資の入口の楽しさ。
- IR資料は数字の羅列ではなく、会社から投資家へのラブレター。
- 熱量と距離のバランスが取れると、学びが資産になる。
- 投資は「当てる」より「関わる」日常が少しドラマになる。
次回予告
【第17話】「IR資料で泣いた夜」
数字の奥に見えた人の努力と想いの話。
📮感想やあなたの推し株あるある、ぜひコメントで教えてください。次回の本文で紹介するかも。
💡 他の「コーヒー飲んでたら投資家になった件」も読む




コメント