🟨 はじめに:なぜあの頃の私を書くことにしたのか
「過去の話なんて、今さら書いてどうなるんだろう」
そう思っていたのは、少し前の私だ。
noteに文章を書くようになってから、
気づけばいろんなテーマに手を伸ばしていたけれど、
自分の過去だけは、ずっと避けていた。
なんとなく恥ずかしいし、
人に知られたくない部分も多かった。
でもある日、読者の方から届いたメッセージが、私の背中を押してくれた。
「昔のあなたと同じような状況で悩んでいます」
「どう乗り越えたのかを知りたいです」
💬 この言葉に、心臓がバクバク鳴った。
🟨 過去は、恥ではなく素材かもしれない
たとえば、職場で怒鳴られていた日々。
ストレスで人に優しくする余裕もなく、
夜中にコンビニの店員さんにすら冷たく当たってしまったこと。
そんな自分を思い出すたび、
「人に見せられるものじゃない」
「カッコ悪すぎる」って思っていた。
でも、そんな過去をそのまま書いてみたら、
ある1人の読者がこうコメントをくれた。
「同じような気持ちで毎日を過ごしていたので、泣きながら読みました」

それは私にとって、忘れられない瞬間になった。
🟨 小さな反応が、前に進む力になる
SNSでは「バズったかどうか」が注目されがちだけど、
私にとっては「たった1人にでも届いたこと」が、何より嬉しかった。
華やかなエピソードじゃなくても、
人を惹きつけるような文章じゃなくても、
“本音”には、人の心を動かす力がある。

🟨 まとめ:誰かの明かりになれる過去が、きっとある
過去をコンテンツにすることは、
弱さをさらけ出すことじゃない。
むしろ──
💡「自分にも価値がある」と再確認する、勇気ある行動だと思う。
私があの日々を経験していなかったら、
今この場所で、誰かと共感し合うこともできなかった。
読まれなくても、バズらなくても、
「自分の言葉で過去を描くこと」そのものが、
生きてきた証になるのだと、今なら思える。
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