1,200円。
noteからの通知が鳴った瞬間、
胸の奥がじわっと熱くなった。
「やっと…私も、誰かに届いたんだ」
そう思った。
嬉しくて、少し泣きそうになった。
でもその気持ちは、長くは続かなかった。
スマホを置いた途端、
心に広がったのはぽっかりとした空白だった。
「これが、私がずっと欲しかったもの?」
数字と心の温度差。
頭ではわかってた。
※自分の文章が売れるなんて、すごいことだって。
※ 1,200円の重みを、ちゃんと感じるべきだって。
でも…なぜか心は冷たいままだった。
そんな時、届いた一言。
「泣きながら読みました」
スマホの画面を見つめていたら、
静かに涙が溢れた。
“この言葉のために、私は書いてきたんだ”
数字じゃない。
たった1人の心に届くことが、私にとっての価値だった。
私は決めた。
これからは、数字のためじゃなく
「たった1人に届くために書く」
その方が、ずっと幸せでいられる気がするから。
思った事
数字は大切。
でも、誰かの心を震わせる言葉は、
それ以上の価値を持っている。
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