ストレスで潰されそうになったシリーズ　裏話

「もう笑えないかも」かつて、そう思った日があった。朝が来るのが怖くて、布団から出るのに2時間かかる。お腹は空かないし、テレビの音もうるさい。通知のバイブにすらビクッとする。誰かの「大丈夫？」って優しさが、一番つらかった。その言葉に、答えられ...

毎回、noteで「ストレスで潰されかけた私」シリーズを書くときは、少し自分を削っているような感覚になる。今回の第17話──「笑える日が、また来るなんて思ってなかった。」も、そのひとつ。泣いてばかりいたあの頃から、ほんの少しだけ光が差してきた...

私が「誰かに向けて言葉を発信する」ことを初めて意識したのは、深夜2時のことだった。当時の私は、会社を辞めたばかりで、心も体もボロボロだった。昼間はベッドの中でぼーっと天井を見つめ、夜になるとスマホを握りしめてnoteを読みあさる日々。他の人...

あの日の午後、公園のベンチでひと息ついていた自分にとって、コンビニで買ったチョコマフィンは、ただの甘いおやつじゃなかった。会社を辞めてしばらく経つのに、胸の奥にはいつまでも重たいものが残っていた。「もう解放されたはずなのに、まだ何かに縛られ...

「プリンが美味しかった」「月がきれいだった」そんなふうに思える日は、少しずつ増えてきた。小さな楽しみを探すことが、心を軽くする手助けになると、ようやくわかってきたから。でも――。夜になると、ふとよぎる思いがある。「……で？ それって、何の意...

「どうせ私なんて――」気づけば、心の中でいつもそう呟いていました。誰かに言われたわけじゃない。でも、自分で自分をずっと責めていたんです。頑張っても、報われない。努力しても、誰にも認めてもらえない。そんなふうに感じながら、私は毎日を過ごしてい...

数年前の私にとって、「楽しみ」という言葉は、ただの無縁なものだった。忙しくて、しんどくて、心に余白なんてなかった。起きて、会社へ行って、帰って、寝る。その繰り返し。楽しみを見つけるどころか、「今日も無事だった」と思えるだけで精一杯だった。■...