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【街で見かけたシリーズ】19話 バッグチャームがバズる時代に、狙うべきカワイイ企業とは?

街で見かけた企業シリーズ 深掘り

「推し活は、バッグに宿る」

そんな言葉があってもいいほど、いまバッグチャームがアツい。

ぬいぐるみ型、キャラコラボ、ストーンや刺繍入りまで、多種多様なキーホルダーがZ世代や海外セレブの間で注目を集めている。

特に話題なのが「ラブブ(LuvBoo)」。

海外のSNSを中心に火がつき、日本の店舗でも完売が続出するほどの人気ぶりだ。

さらに、少し前にはBLACKPINKのリサが「モンチッチ」を日本で買い漁っていたことも話題に。

あの懐かしいぬいぐるみが、今また世界で“かわいい”の象徴として脚光を浴びている。

このブームの裏側に、お宝企業は潜んでいないのか?

今回はバッグチャーム文化の可能性と、それをビジネスとしてしっかり活かしている2社に注目する──

バンダイナムコとサンリオだ。

📊 売上・利益でみる「カワイイ×儲かる」の実態

まずは、彼らの直近5年の業績を比較してみよう。

どちらもカワイイを武器に世界で戦う企業だが、数字を見ると、そのパワーは一目瞭然だ。

✅ 売上推移(2022〜2025年)

年度 サンリオ
売上高(百万円)
サンリオ
営業利益(百万円)
バンナム
売上高(百万円)
バンナム
営業利益(百万円)
2022.03 52,763 2,537 889,270 125,496
2023.03 72,624 13,247 990,089 116,472
2024.03 99,981 26,952 1,050,210 90,682
2025.03 144,904 51,806 1,241,513 180,229
2026.03(予) 168,800 67,030 1,200,000 145,000
  • バンダイナムコは、ドラゴンボールやワンピースなどのIP商品とゲーム事業を両輪に、安定成長中。
  • サンリオは2020年に落ち込んだが、その後はハローキティやシナモロールのライセンス収入増加により、見事なV字回復を見せた。

✅ 営業利益推移(2022〜2025年)

  • バンダイナムコはゲーム分野の強さが収益を支え、安定感抜群。
  • サンリオは、キャラクターのライセンス展開や海外強化が奏功し、利益率が大幅改善。

✅5年間株価推移

timestampe=1756521346
銘柄名 証券コード 株価(2025/8/1) PER(株価収益率) 投資家評価
サンリオ 8136 7,711円 約45~60倍 割高感あり(成長期待込み)
バンダイナムコHD 7832 5,095円 約20倍 適正〜やや割安

バンダイナムコHD(7832)

チャート傾向:

2021〜2023年はヨコヨコ(横ばい)基調。2024年に急騰後、現在は一段落して揉み合い状態。安定的な推移ながら、直近でようやく一皮むけた印象。

サンリオ(8136)

チャート傾向:

2021年以降、ほぼ一本調子の右肩上がり。特に2023年〜2024年にかけての上昇は急激で、まさに「グロース株化」したキャラクター銘柄。

🧭 まとめ

  • サンリオ:ハイグロース・高リスク高リターン型。押し目があれば狙い目。
  • バンナム:安定成長・中長期で安心して保有しやすい。配当も魅力。

🎮 バンダイナムコの武器は“IPの厚み”

  • ドラゴンボール、ナルト、鬼滅の刃、スパイファミリー…
  • 人気作品の立体グッズ展開に圧倒的なノウハウがあり、バッグチャーム化しやすい素材が豊富

さらに、アミューズメント施設でもプライズ商品(UFOキャッチャーなど)を通じて、

自然にグッズに触れてもらう仕掛けが多いのも強みだ。

🎀 サンリオは感情共有型のブランドへ進化中

  • ハローキティやマイメロディは単なるキャラではなく「ライフスタイルの一部」として浸透。
  • 世界中の空港や百貨店に公式店舗があり、グローバルライセンスも年々拡大中。
  • SNSでの活用やZ世代とのコラボも積極的で、再ブームの波にうまく乗っている

💡 投資家が見るべきは「グッズ展開力」

「キャラクターが人気だから伸びる」とは限らない。

大切なのは、それをどう商品化して、どう売るかだ。

その点で、バンダイナムコとサンリオは群を抜いて優秀。

  • 強力なIPを持ち
  • 小売だけでなくライセンスビジネスに強く
  • 海外にも販路が広がっている

これは投資家目線では非常に大きな武器。

いわば、キャラ=資産として運用できる会社、というわけだ。

🔍 今後の注目:「バッグチャーム×株価」の可能性

ラブブの様な爆発的ヒット商品が生まれるたび、

次の流行を探す目はより鋭くなる。

その中で、モンチッチやキティのように「昔のキャラが再ブレイクする」ことも多い。

つまり、すでに資産がある会社が圧倒的に有利なのだ。

バンダイナムコ(7832)とサンリオ(8136)は、

まさにその条件を満たした企業。

📌まとめ

  • バッグチャームブームはキャラとグッズの融合で拡大
  • 流行の裏にはIP運用力に優れた企業が存在する
  • 投資目線で見ると、カワイイは収益力に変換できる時代

もしあなたが次のバッグチャームを手に取る時、

そのキャラクターの生みの親にも目を向けてみてはどうだろう?

あなたの推しが、

意外な企業の株価を支えているかもしれない──

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