【コーヒー飲んでたら投資家になってた件 第15話】
「そのなんとなく、株主になるには十分だった。」
- きっかけは、レジ横のあれだった
- 気になったらすぐ調べる癖が投資の始まり
- 「まさか上場企業だったとは」っていう驚き
- 応援したいって気持ちだけで買った初めての株
- 株主になっただけで、街の風景が変わる
- 初心者でも投資していいって、こういう時だと思う
- ☕今日のまとめ
- 📖次回予告
きっかけは、レジ横のあれだった
あの日、コンビニでアイスコーヒーを買った。
会計のとき、ふと視界に入ったのは、レジ横に積まれていたパウチ商品。
たぶん補食系のゼリーか、プロテイン系の飲料だったと思う。
「そういえば、よく見るなこれ」
「なんかパッケージも変わった?」
レジを通りながら、なんとなく手に取った。
普段ならそのままスルーする。でもその日は違った。
妙に気になって、帰り道にスマホで調べてしまったんだよね。

気になったらすぐ調べる癖が投資の始まり
調べたら、商品名からメーカー名が出てきた。
「〇〇株式会社」…全然知らない名前だったけど、
なぜか検索の手は止まらなかった。
「会社概要」「企業理念」「商品開発の歴史」
ついには「IR情報」や「株価情報」まで見てた。
しかも意外と売上もあって、黒字。しかも成長中。
SNSで評判を見たら、「最近これ推してる」って声もちらほら。
「え?この会社って、上場してるの?」
……そこで、ちょっと世界が変わった気がした。
「まさか上場企業だったとは」っていう驚き
その商品を初めて手に取ったとき、
「これが上場企業の商品だ」なんて、1ミリも思ってなかった。
だって、派手なCMもない。ブランド力がすごいわけでもない。
どちらかといえば、地味で静かで、だけど確かに「生活の中にある」もの。
でも、調べれば調べるほどちゃんとした会社だった。
上場しているということは、誰でもその会社の株主になれるってこと。
それって、すごくない?
「え、買えるの?」
「ちょっと……応援したいかも」
このとき、私は分析じゃなくて共感で動いていた。
応援したいって気持ちだけで買った初めての株
証券口座で検索して、買えることを確認。
株価は1株800円ちょっと。100株で8万円。
思ったよりも「手が届く」金額だった。
NISA枠でも買えるし、優待や配当は特にないけど、
それでも「持ってみたい」と思った。
「数字じゃなくて、気持ちで買う」
正直、それが投資として正しいのかは分からなかったけど、
この気持ちは確かに、私を前に進ませた。
株主になっただけで、街の風景が変わる
株を買った次の日、駅の自販機にその商品の別バージョンを見つけた。
「お、あの会社、こんなところにも出してるんだ」
今までならスルーしてた小さな景色が、急に“自分ごと”に変わっていく。
テレビの裏にチラッと写ったロゴ。
ネットニュースで見かけた商品レビュー。
SNSでの感想ポスト。
全部が、自分のポートフォリオの仲間たちに見えてくる。
ただの「企業」じゃなく、「うちの子」感覚。
株主って、そういう目線で世界を見るようになるんだなって思った。

初心者でも投資していいって、こういう時だと思う
私は「プロじゃないと株は無理」と思ってた時期がある。
でも、あの日のなんとなくが投資の入口だったように、
「気になる」「応援したい」って気持ちが、第一歩になることもある。
もちろん、気持ちだけで全ツッパするのは危険。
ちゃんとリスクは考えなきゃいけないし、下がることだってある。
だけど、最初の一歩として共感投資って意外とありだなって思う。
分析に疲れて投資が嫌になるより、
「ちょっと楽しい」から入った方が、続けられるから。
☕今日のまとめ
- 日常にあるなんとなく気になるが、投資のきっかけになる
- 上場企業は、意外と生活の中にたくさんある
- 共感や応援の気持ちが、投資の入り口でもいい
- 株主になると、街の景色が自分ごとに変わる
- 初心者こそ、「好き」をきっかけにしてみてほしい
📖次回予告
【第16話】
「100株しか持ってないのに、なぜかうちの会社って言い出す現象」
IR資料を読みすぎて、語りすぎて、もはや社内の人になってる気分に。
投資×妄想が暴走しがちな日々を描きます。
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