【街で見かけたシリーズ 22話】「お茶カフェ」は儲かる?スタバ・ドトール・サンマルクに見る抹茶ビジネスの成長性【投資家目線で分析】

街で見かけた企業シリーズ 深掘り

最近、お茶カフェにハマってます

最近、コーヒーじゃなく「お茶」を選ぶ人が増えてるって知ってました?

かく言う私も、最近はもっぱら「お茶系カフェ」でひと息つくのが習慣に。

なんとなく気分が落ち着くし、カフェインが強すぎないのも嬉しい。

しかも、店舗の雰囲気も洗練されてて、読書や作業にちょうどいい。

ついつい長居しちゃう、あの空気感

投資家目線でも見逃せません。

お茶カフェ、今なぜ人気?

2025年現在、Z世代〜30代女性を中心に「お茶カフェ」がブーム。

抹茶・煎茶・ほうじ茶といった和素材を活かしたドリンクやスイーツがSNSでもバズり中。

背景にはこんなトレンドがあります:

  • 健康志向の高まり(カフェイン・糖質コントロール)
  • SNS映えする抹茶・和スイーツの見た目
  • コーヒー以外の選択肢を求める層の拡大

そして企業たちも、この流れを見逃していません。

📈お茶カフェは第3の波?投資家の視点で見ると

投資家として注目したいのは、「新カテゴリー創出による客層の広がり」。

コーヒー文化の次に来るのがお茶文化なら、まさに「第3の波」。

しかも、各社の展開スピードや売上構成を見ていくと、単なるブームではなく中期的な戦略にも思えます。

注目①:サンマルクの抹茶専門店が攻めてる

サンマルクHD(3395)は、コーヒー路線から脱却しつつある企業の代表例。

特に話題になったのが「お抹茶サロン 茶論(さろん)」などの抹茶専門店事業への進出。

  • 売上:2024年3月期は約1200億円、前年比+5.6%
  • 店舗:新業態カフェを増設中(焼きたて抹茶スイーツなど)

従来のチョコクロ依存から脱し、和カフェ路線への舵切りが加速。

成長余地の大きいジャンルだけに、今後の業績インパクトも要注目。

注目②:ドトールの「本気の和風路線」

ドトール・日レスHD(3087)は、すでに「神乃茶」などの和風ブランドを展開中。

これが今、都心部で高評価を得ています。

  • 2024年度の売上:前期比+4.2%の約1250億円
  • 営業利益率:安定の6〜7%を維持
  • 和風店舗:「日本茶×アフォガード」など独自路線がヒット中

「いつものドトール」ではなく、ちょっと贅沢な和空間を求める層に刺さっている様子。

注目③:スタバの緑茶革命

スターバックス(SBUX、米国上場)もこの波に乗りつつあります。

  • 期間限定の抹茶シリーズ → 世界展開中
  • 「ティー専用店舗」も国内で一部展開

売上は2025年度Q1で前年比+8%。

その中でもアジア市場の「ティー部門」の成長率は+14%超と緑茶が伸びている注目分野。

緑茶ラテや抹茶フラペチーノに留まらず、茶葉ブレンドドリンクという新ジャンルを育てています。

まとめ:日常から読み解く、未来の企業価値

ちょっと贅沢な時間を楽しめる「お茶カフェ」。

だけどその裏側には、企業たちの「新たな戦場」が広がっている。

私たちの好きや選ぶの延長線にこそ、これから伸びる企業のヒントが隠れてる。

今後は「お茶ブーム」から派生して、スイーツ・雑貨・健康食品といった別ジャンルにも波及していく可能性も。

だからこそ、街で見かけたトレンドをきっかけに、企業を深掘りする視点を忘れたくない。

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