【街で見かけたシリーズ 33話】 トライアルGO荻窪店を歩いてわかった「未来の小売」と「数字のリアル」

街で見かけた企業シリーズ 深掘り


🏪 はじめに:トライアルGOを見に行ってきた

最近ネットでちょこちょこ聞くようになった 「トライアルGO」
都内にまだ少ないのに、荻窪に1号店ができたらしく、気になって歩いて行ってきた。

歩いている途中、中野周辺でも
「12月中旬オープン」 の看板を発見。

どう考えても、これは都内に一気に攻めてくる流れだ。

店に入った瞬間にわかったのは
「あ、これ未来のミニスーパーだ」 という感覚だった。


👤 店舗の印象:極限まで省人化されたスーパーミニ版

まず驚いたのは、

店員がほぼ1人。

ほんとに1人で回している。
これ、普通のスーパーでは絶対に成立しない。

なぜ成立するかというと…

  • 品出しは最小限
  • レジはセルフ精算
  • 惣菜は外部製造(後述)
  • バックヤードも極小

つまり
「売り場だけ成立させて、人件費を極限まで落とす」
という思想が徹底している。

店舗自体は小さいけれど、
品揃えはコンビニ以上・スーパー未満 で、生活に必要なものは全部そろう。


🍱 商品ラインナップと価格:コンビニの価格崩壊レベル

惣菜コーナーを見て驚いた。

カツ丼が380円。


サンドイッチ・厚焼き玉子も安い。
食パン98円。

値段の感覚がコンビニを完全に置き去りにしている。

実際にカツ丼・サンドイッチ・玉子焼きを買って食べたけど、

味 → ちゃんとうまい 量 → しっかりある 値段 → 破壊的に安い

「安いのに普通においしい」って、最強なんだよな…。


🛒 西友との関係:共同商品?買収後のシナジーは?

店内の商品を見ていると、
「あれ…これ西友でも見たぞ?」
というアイテムが多かった。

帰りに西友を覗いたら、
ほぼ同じ弁当・同じ惣菜が並んでいた。

つまり:

トライアルGOの惣菜は、西友の工場で作って運んできている可能性が高い。

都内に惣菜工場を新設する必要がないため、
初期投資ゼロで一気に店舗を増やすことができる。

これは小売の「高速展開」でめちゃくちゃ大きい。


⚔️ 競合はコンビニよりマイバスケット

立地・サイズ・価格帯を考えると、
本当の競争相手はコンビニではなく、

イオンの「まいばすけっと」

理由:

  • 1食300〜400円の価格帯が丸かぶり
  • 店員1〜2名で運営する省人化モデル
  • 住宅街×歩き客がターゲット

ただし価格はトライアルGOが圧倒的に安い。

これは都心の日常食マーケットが大きく動く可能性がある。


📊 数字の深掘り:トライアルHDの現在地と西友買収の影響

トライアルホールディングスは非上場だが、売上規模は1兆円クラス。
西友と合わせると、国内でもトップ層の巨大小売グループになる。

ただし

西友買収で利益率が下がっている
という話は事実。

理由はシンプル:

  • 西友は店舗網は大きいが利益率が低い
  • 物流やITの統合に初期コストがかかる
  • 赤字店も多い

ただし長期的にはプラス方向。

なぜなら…

トライアルのAI・データ小売モデルが西友に一気に乗るから。

・自動発注
・AIカメラによる欠品管理
・省人化オペレーション

こうした「トライアルの強み」が西友に入ることによって、

西友の粗利が改善する未来が十分にある。


🚀 トライアルGOはどこへ向かう?

今回店舗を見て感じたのは、

都内の住宅街にもっと増える未来しか見えない”ということ。

理由:

  • 省人化で採算が取りやすい
  • 西友の弁当・惣菜をそのまま使える
  • コンビニより圧倒的に安い
  • ちょっと買いに行く導線にピッタリ

特に
「300〜400円で1食済む」
は、単身者・学生・共働き家庭にとってかなり強い。

これは「まいばすけっと」の牙城を確実に崩す。


✔ まとめ

  • トライアルGOは都心向けに最適化された省人化ミニスーパー
  • 価格はコンビニを完全に超えている
  • 惣菜は西友製造の可能性が高く、初期投資なく急拡大できる
  • 競合はコンビニではなく「まいばすけっと」
  • 西友買収で利益率は一時低下したが、将来はシナジーが強い
  • 都内の住宅街で爆発的に伸びる可能性あり

「街で見かけたシリーズ」らしく、 ただのレビューではなく未来の小売を感じる1店舗だった。

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