
あの日の午後、公園のベンチでひと息ついていた自分にとって、
コンビニで買ったチョコマフィンは、ただの甘いおやつじゃなかった。
会社を辞めてしばらく経つのに、胸の奥にはいつまでも重たいものが残っていた。
「もう解放されたはずなのに、まだ何かに縛られてる気がする」
そんなモヤモヤを抱えながら、日々の投稿に言葉を込めていた。
表ではポジティブに見える投稿も、裏では何度も書いては消して。
「この言葉、ちゃんと届くかな…?」と、自分で自分に問い続けていた。

そんなとき、ある夜のSNS通知。
いつも静かに読んでくれているフォロワーさんから、たった一言だけコメントが届いた。
「最近の投稿、すごく好きです」
たったそれだけ。
でも、どうしてだろう。読んだ瞬間、胸の奥の何かが「ふっ」とほどけた。
「最近のってことは、継続して見てくれてるんだ」
「好きって、内容だけじゃなく、自分のことも少し受け止めてくれてるのかも」
そんな風に思ったら、じわっと目の奥が熱くなった。
たくさんの「いいね」よりも、この一言が嬉しかった。
投稿を通して「自分を知ってもらう」ことは、思ったよりずっと勇気がいる。
でも、自分の言葉が誰かの心に少しでも残ってくれてたなら、
それはきっと「繋がっている証」なんだと思う。
次の日、私はまたnoteを開いていた。

何を書けばいいか分からなくても、とにかく向き合ってみようと思えた
誰かの一言に、今日も私は救われている。
そして、私の一言が、いつか誰かを救える日が来ることを信じている。
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ストレスで、心も身体も壊れそうだった。「なんで自分ばかり…」「もう限界かもしれない…」仕事、家庭、人間関係。誰にも言えない想いを抱えて、静かに崩れていった私の記録です。これは、ストレスに押しつぶされかけた一人の女性が、小さな気づきと出会いを...
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