🌱 無心で働いていたあの頃

毎日、ただこなすだけだった。
メールを開いて、資料を作って、また確認して、送信して…。
タスクをこなしても、心はどこか置いてきぼりで。
面白いことなんて何もない。
でも、だからといって仕事をやめられるわけでもない。
気づけば、感情をオフにして働くのが当たり前になってた。
でも、そんなある日。
「なんか、自分でちょっとでも楽しくできないかな」って、ふと思った。
きっかけは、本当にささいなことだった。
🔍 小さな遊び心が、退屈を変えた
たとえば、ただの表作成。
「この色、信号っぽくしてみようかな」
進捗が進んでると緑、止まってると赤、って遊びで色分けしてみた。
すると、ちょっと笑えた。
「あ、今うちのチーム、めちゃくちゃ信号赤だらけじゃんw」って。
他にも、会議メモの中に自分だけが分かる伏線みたいな言葉を入れて遊んだり、ToDoリストに「おやつタイム」とか書き足してみたり。
もちろん、誰かに見せるわけでもなく。
でも、「自分の中だけでちょっとだけ楽しむ」って、
あの頃の私にはすごく大きな変化だった。
🎨 「楽しさ」は、自分で作れるもの

ずっと、「楽しさって、与えられるもの」だと思ってた。
面白い仕事、やりがいのある案件、褒めてくれる上司。
でも、そうじゃなかった。
つまらない仕事をちょっとでも楽しくできたら、
自分の心って、こんなにも変わるんだって気づいた。
あの頃の私は、疲れてたし、心も閉じてた。
でも、小さな遊びを取り入れただけで、
「今日、ちょっと良かったな」って思える瞬間が増えていった。
たぶん、仕事の内容は変わってなかった。
でも、見てる視点が変わったんだと思う。
📘 裏話を書いてみて思ったこと
この21話を書いたのは、「仕事の楽しさ」って話がしたかったわけじゃない。
本当は、「しんどい毎日の中にも、光を見つけられるんだよ」って伝えたかった。
それは、キラキラした成功とかじゃなくて、
「信号の色を変えるだけ」みたいな、ほんのちょっとのことでいい。
人って、完璧じゃないし、日々の大半は地味で退屈。
でも、そんな中にも「ちょっと笑えること」「少しだけ気持ちが動くこと」って、
意識すれば見つけられるんだと思う。
そして何より、
「自分でそれを見つけようとした時点で、もう前に進み始めてる」
私は、そう信じてる。
最後に
この話が、今ちょっとだけ疲れてる誰かの、
小さな視点の変化のきっかけになりますように。
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