ダイニーとは?飲食店のQR注文がLINE友だち・顧客管理につながる仕組みを調べてみた
最近、飲食店で増えたものがあります。
テーブルに置かれたQRコードから注文する仕組み。

QRコードをスマホで読み取ると、メニューが表示されて、そのまま注文。
店員さんを呼ばなくてもいいので、かなり便利です。
でも先日入ったお店では、少し違いました。
QRコードを読み取ると、LINEへ。
そのままお店のアカウントとつながって、LINE上からメニューを見て注文する仕組み。
正直、最初はこう思いました。
「注文するだけなのに、LINEの友だち追加まで必要なのか😂」
でも料理を食べてみたら、おいしい。
「また来たいな」と思った。
そうなると、不思議なもので、わざわざブロックする理由もあまりない。
そこで気づきました。
これ、店側から見るとかなりうまい仕組みなんじゃないか。
気になって調べてみると、その仕組みを提供している会社のひとつに株式会社ダイニーがありました。
ダイニーとはどんな会社?
株式会社ダイニーは、2018年6月設立の企業です。
飲食店向けに、モバイルオーダー、POSレジ、顧客管理などを連携させたサービスを提供しています。
ダイニー自身は、こうしたサービス群を「All in One Restaurant Cloud」として展開しています。
つまり、単純な「QRコード注文の会社」というより、飲食店の注文・会計・顧客管理・再来店施策までを一つにつなげる会社と考えた方が分かりやすそうです。
ダイニーの基本情報
- 会社名:株式会社ダイニー
- 設立:2018年6月
- 主な領域:飲食店向けPOSレジ、モバイルオーダー、顧客管理など
- 東京本社:東京都千代田区丸の内
ダイニーの面白さは「注文した後」にある
ダイニーのモバイルオーダーでは、お客さんが店内の二次元コードを読み取って注文すると、LINEと連携して会員化される仕組みがあります。
ここが普通のQR注文と少し違うところ。
注文だけなら、その場で料理を頼めれば目的は達成です。
でもダイニーでは、注文をきっかけに顧客情報を蓄積できます。
公式サイトでは、来店履歴や過去の注文履歴などを確認しながら接客できる仕組みも紹介されています。
注文する
↓
LINEでつながる
↓
来店・注文データが残る
↓
次回来店につなげる
という流れができるわけです。

なぜLINEとつなげるの?
利用する側からすると、ここは少し気になるところです。
「普通にブラウザで注文させてくれればいいのに」
そう思う人もいるはず。
でも店側の視点に立つと、LINEとつながる意味が見えてきます。
一度来店したお客さんに、あとからメッセージを届けられるからです。
ダイニーの顧客管理機能では、モバイルオーダーで獲得したLINE友だちに対して、顧客属性、来店履歴、喫食情報などをもとにメッセージを配信できるとしています。
来店翌日にアンケートを自動送信することも可能です。
新メニュー。
クーポン。
再来店のお知らせ。
こうした情報を、すでに一度来店した人へ届けられる。
広告を出して毎回ゼロから新しい客を探すだけでなく、一度来てくれた人と、その後もつながれるわけです。
「友だち追加されるのは嫌」でも、ブロックされない店もある
ここは実際に使ってみて、かなり面白いと思ったところです。
私は最初、LINEの友だち追加まで必要なのは少し面倒だと思いました。
でも料理がおいしかった。
また行きたいと思った。
すると、
「クーポンが来たら使うかも」
「新しいメニューが出たら見たいかも」
と思う。
そうなると、友だち登録をすぐ解除しなくなる。
注文のために生まれた接点が、そのまま次回来店の入口になる。
これはかなり上手な設計だと思いました。
もちろん、LINE連携をどう感じるかは人それぞれです。
頻繁に通知が来れば嫌になる人もいるでしょうし、友だち追加自体に抵抗がある人もいるでしょう。
だからこそ店側には、登録してもらった後に「つながっていてよかった」と思ってもらえる使い方が求められそうです。
注文履歴まで接客に使える
さらに面白いのが、蓄積した情報を店内の接客にも使えること。
ダイニーでは、来店履歴や過去の注文履歴をハンディ端末などで確認できる仕組みを案内しています。
- 初めて来た人なのか
- 何度も来ている常連客なのか
- 前回どんな料理を注文したのか
といった情報を確認しながら接客できる。
これまでベテラン店員さんの「記憶」に頼っていた部分を、システム側で補えるということです。
チェーン店や複数店舗を運営する会社では、特に相性がよさそうです。
アンケートまで自動化できる
食事をした翌日にアンケートを送る機能もあります。
飲食店側からすると、これは結構大きい。
料理がおいしかったか。
接客はどうだったか。
店内はきれいだったか。
普通なら、お客さんの本音はなかなか分かりません。
でも来店後に自然な形で感想を集められれば、改善材料になります。
ダイニーでは、こうした情報をQSC(Quality・Service・Cleanliness)として可視化し、店舗改善につなげる仕組みも提供しています。
実は「集客」まで広がっている
2026年時点のダイニーは、モバイルオーダーや顧客管理だけではありません。
公式サイトでは、Googleマップ上の口コミ投稿を促す仕組みや、口コミへの返信文をAIで作成する機能、予約台帳なども紹介されています。
ここまで来ると、
注文システム
というより、
飲食店経営のデータ基盤
に近づいているように見えます。
飲食店にとって何がメリットなの?
- お客さん自身が注文することで、注文業務を減らせる
- 注文データをPOSレジと連携できる
- LINEを通じて顧客との接点を持てる
- 来店履歴や注文履歴を蓄積できる
- 顧客に合わせた再来店施策ができる
- アンケートから店舗改善につなげられる
人手不足が続く飲食業界では、単に人を減らすためのシステムではなく、少ない人数でも接客品質や再来店率を落としにくくする仕組みとして価値がありそうです。
利用者側のデメリットや気になる点
LINE友だち追加に抵抗がある人もいる
「注文するだけなのに登録が必要なの?」と感じる人はいるでしょう。
スマホ操作が苦手な人には負担になる
高齢者など、スマホ操作に慣れていない人には、紙メニューや店員さんへの注文の方が分かりやすい場合があります。
スマホの電池や通信環境にも左右される
スマホの充電が少ない、通信状態が悪い、といった場面では不便になることもあります。
便利な仕組みだからこそ、店側にはQR注文以外の選択肢も残しておいてほしいところです。
ダイニーを調べて感じたこと
最初に気になったのは、たったひとつのことでした。
「なんで注文するだけなのにLINEの友だち追加が必要なんだろう?」
でも調べてみると、その理由が少し見えてきました。
店にとって注文は、ゴールではない。
むしろ、
そのお客さんとの関係が始まる瞬間
なのかもしれません。
QRコードは、料理を注文するためだけの入口ではなくなっている。
注文。
会計。
顧客管理。
再来店。
店舗改善。
全部がつながり始めている。
次に飲食店でQRコードを見かけたら、メニューを開く前に、
「これ、どこの会社が作ってるんだろう?」
と見てしまいそうです😂
まとめ|ダイニーは「QR注文の会社」だけではなかった
ダイニーについて調べてみると、単なるモバイルオーダー会社ではないことが分かりました。
QRコードから注文して終わりではなく、LINE連携、来店・注文データの蓄積、顧客管理、アンケート、再来店施策までつながっています。
利用者からすると「LINE友だち追加まで必要?」と思う瞬間もあります。
でも、その店を気に入れば、そのつながりが次回来店のきっかけになる。
街で何気なく使っているQRコードの向こう側には、かなり考えられた仕組みがありました。
※本記事は2026年10月時点の株式会社ダイニー公式サイトの公開情報をもとに構成しています。サービス内容や仕様は今後変更される可能性があります。



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